「平賢」の、静かなる暴走

「平賢」の、静かなる暴走

「平賢」の、静かなる暴走
第11回 風伯雷公

次は5万円の手ぬぐいだ。図柄は風神雷神図。これは捺染と手描きを組み合わせてみよう。小山さんにはあるアイデアがあった。捺染の技の1つ、「抜染」を使って風神・雷神を描くのである。「抜染」は半天の背中にある「背紋(せもん)」などを浮き出させるのに...
「平賢」の、静かなる暴走

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第10回 1本10万円

高崎市にある高崎高島屋が「第47回群馬展」を開いたのは2026年1月14日から19日までの6日間である。開催に先立ち、「小山さん、『平賢』も出してみませんか?」と声をかけられたのは、前年の秋だった。その少し前、高崎高島屋の何かのイベントに出...
「平賢」の、静かなる暴走

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第9回 プロのデザイナー

小山さんが手ぬぐいをデザインし始めたのは「第2回 ドラえもん」で書いたように2015年ごろのことである。下請け仕事に嫌気が差し、ふらりと出た東京・浅草の手ぬぐい専門店で見た、似たり寄ったりのデザイン手ぬぐいがきっかけだった。「自分で欲しくな...
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第8回 2本完売!

「群馬県ふるさと伝統工芸品展」が開かれたのは2025年6月6日から9日までの4日間。小山さんの「桐生手捺染」のほか、「上州高崎注染手ぬぐい」「自性寺焼」「山中上山竹工芸」など20社が出展した。展示品を販売したのは、「桐生手捺染」をはじめ14...
「平賢」の、静かなる暴走

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第7回 5万円の手ぬぐい

道具はそろった。小山さんは制作にとりかかった。まずは、「挫折と挑戦」からだ。デザインはイラストレーターで仕上げておいた。それを印刷した紙を持って捺染台に向かう。捺染台の温度は55℃〜60℃にしてある。捺染台の表面には樹脂塗装がされており、温...