桐生の左官、海を越える 野村裕司さん 第16回 研究
左官という一芸に秀でよう。野村さんは暮らしのリズムを変えた。仕事が早く済んだ夕刻や休日はそれまで野村さんのリラックスタイムだった。仕事で疲れた身体を休めるため、テレビをボンヤリながめたり、町に遊びに出たり、ただ漫然と過ご...
左官という一芸に秀でよう。野村さんは暮らしのリズムを変えた。仕事が早く済んだ夕刻や休日はそれまで野村さんのリラックスタイムだった。仕事で疲れた身体を休めるため、テレビをボンヤリながめたり、町に遊びに出たり、ただ漫然と過ご...
付き合いが始まった小林段ボールの住宅建築部門には、当時左官店が3社入っていた。時を追って野村左官店が受ける仕事の比率が増えた。小林社長は、基本を忠実に守る野村左官店の仕事ぶりを気に入ってくれたようである。 「おい、野村君...