ヒト

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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第13回 修復作業

だが、昭和36年のご開帳が済んでしばらくすると、日本の繊維産業は衰退期に入る。「糸で縄を買った」と言われた日米繊維交渉(1970年)が引き金を引いたと言われる。繊維の町・桐生はもろに影響を受けた。町から活気が失われ、天満宮のご開帳でからくり...
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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第12回 桐生のからくり人形

だがこの年、佐藤さんは清水時計店を辞める。宝石部部長に昇進していた佐藤さんは、この年入った税務調査につきっきりになった。それだけ宝石部門の売り上げが多く、その責任者が佐藤さんだったからだ。ところが、おかげで営業に出る時間が大幅に減ったため、...
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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第11回 売り上げトップに

それから毎年、佐藤さんは夏祭りにからくりを作り続けた。翌年は「アラフラ海の真珠採取」だった。この年、店の前の通りにはアーケードが出来ていた。その上に透き通ったブルーのビニールで舞台を作った。この舞台に上から水を流す。すると、まるで海の中のよ...
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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第10回 ロケット

当時、宇宙が急速に身近になっていた。宇宙をまず引き寄せたのはソ連である。昭和32年(1957年)、人類初の人工衛星打ち上げに成功すると、1ヶ月後には犬を宇宙に送り込んだ。世界初の宇宙飛行士となったのは昭和36年(1961年)にボストーク1号...
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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第9回 遊びの虫

東京が肌に合わず足利に戻って手にした職は自動車整備工場の事務だった。「自動車の修理がしたかったのに、人生ってなかなかうまく行かないもんだね」だが、他に生計を立てる手段はない。我慢に我慢を重ねて鬱々としていた。足利の時計店で働いていた女性にバ...