片倉洋一

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デザイナーの作り方 片倉洋一さん
第6回 数学の発想

片倉さんの父・義則さんは、神奈川県平塚市にある県農業総合研究所の研究員だった。研究用の野菜を育てるのが役割である。絶対に手抜きをしない厳密な作業が求められる仕事だ。そのためか、自分に厳しい戒律を課す人だった。その姿勢は息子の片倉さんにも向け...
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デザイナーの作り方 片倉洋一さん
第5回 糸を作る

時間を少しさかのぼる。「000」の最初のヒット作となった「DNA」の話である。前述したように、「DNA」は細胞内で遺伝情報の継承と発現を司り、独特の二重らせん構造を持つ。それを模したアクセサリーは、幹から沢山の枝が出ている。この枝には「張り...
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デザイナーの作り方 片倉洋一さん
第4回 真珠

「やっぱり『珠』を作ってみようよ」片倉さんが職場の仲間に声をかけたのは「000」からクッションを外すと決めて間もなくだった。クッションを作らないのなら、刺繍で作ったアクセサリーをもっと魅力溢れるものにしてより多くの人に「身につけたい!」と思...
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デザイナーの作り方 片倉洋一さん
第3回 「000」ブランド

「000」というブランドが誕生したのは2010年ことだ。刺繍業とは下請け業である。景気の陰りをいち早く受け、景気の好転は遅れてやって来る。常に同業他社との価格競争に晒され、利益率は圧迫され続ける。だから、消費者に直接届く独自ブランド製品を持...
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デザイナーの作り方 片倉洋一さん
第2回 モーダモン会場で

糸だけでできた「珠」が連なったアクセサリー、「000」のスフィアシリーズがデビューしたのは2013年、東京・ビッグサイトで開かれたインテリア・ライフスタイル展だった。それまで「珠」を刺繍で作るのは無理というのが刺繍界の常識だった。その常識を...