2019-05

ヒト

趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第15回 レプリカ1

そして、次々と見つかるからくり人形に市民の関心も高まり、「桐生からくり人形研究会」が旗揚げした。佐藤さんがその第1期会員になったのはいうまでもない。せっかくの盛り上がりである。郷土の文化をみんなの手で守って行くにはもう一段の盛り上がりが欲し...
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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第14回 出るわ出るわ

まず、ボロボロになっていた簑(みの)から修復を始めた。手に持つと崩れ落ちそうに傷んでいた。修理では追いつかないと見ると、麻のロープを買ってきてほぐし、その繊維で簑を作って色を塗った。刀は鞘から出して錆びついた刀身を磨いた。着衣を取り去って、...
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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第13回 修復作業

だが、昭和36年のご開帳が済んでしばらくすると、日本の繊維産業は衰退期に入る。「糸で縄を買った」と言われた日米繊維交渉(1970年)が引き金を引いたと言われる。繊維の町・桐生はもろに影響を受けた。町から活気が失われ、天満宮のご開帳でからくり...
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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第12回 桐生のからくり人形

だがこの年、佐藤さんは清水時計店を辞める。宝石部部長に昇進していた佐藤さんは、この年入った税務調査につきっきりになった。それだけ宝石部門の売り上げが多く、その責任者が佐藤さんだったからだ。ところが、おかげで営業に出る時間が大幅に減ったため、...
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趣味? からくり人形師佐藤貞巳さん
第11回 売り上げトップに

それから毎年、佐藤さんは夏祭りにからくりを作り続けた。翌年は「アラフラ海の真珠採取」だった。この年、店の前の通りにはアーケードが出来ていた。その上に透き通ったブルーのビニールで舞台を作った。この舞台に上から水を流す。すると、まるで海の中のよ...