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FREE RIDE ライダーは桐生を目指す
その7  RIDERS N-3B

ある日、フラリと店に入ってくる人があった。中年過ぎの男性である。どうみてもバイクライダーには見えない。いったい何の用だろう?「いや、うちでも同じようなジャケットの縫製をやってまして。通りかかったらそのジャケットが目について、つい覗かせてもら...
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FREE RIDE ライダーは桐生を目指す
その6 バイクに乗るということ

必要は発明の母であるといわれる。この言い方を借りれば、不満は改革の源、ということになろうか。店の品揃えは徐々に充実させた。バイクウエア専門店をうたう以上、バイクウエアなるものを世界中から探し出そうと試みた。だが、探しても探しても、バイクライ...
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FREE RIDE ライダーは桐生を目指す
その5 服作り

相変わらず、見通しも計画もないままの離職である。年齢はすでに30歳。無鉄砲はもう、二渡さんの天性というほかない。何かが二渡さんを突き動かし続ける。さて、どうしよう。まともに考え始めたのは職を離れてからだ。もう、「若い」という年齢ではない。親...
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FREE RIDE ライダーは桐生を目指す
その4 転職人生

二渡さんは4度に渡って離職を繰り返した。それも、仕事が嫌になって辞めるのではない。職場に居づらくなったのでもない。計算ずくで、次の仕事の見通しをたててから辞めるという利口さとも無縁である。何となく、「いまの仕事は違う」という思いに背中を押さ...
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FREE RIDE ライダーは桐生を目指す
その3 青春

青春時代とは、世の中を仕切っているように見える大人たちを憎みながら、でも、大人の世界に憧れる矛盾した時期である。大人ってなんて汚くてバカなんだろうと頭の一方で吐き捨てるのに、他方には早く大人の仲間になりたい自分がいる。親や教師に隠れてこっそ...