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桐生の左官、海を越える 野村裕司さん
第3回 開講式

3日目。午前9時から国立ポリテクセンターのエアコンの入った講堂で開講式が始まった。壇上にはカンボジアの政府関係者が十数人並んでいた。恐らく、カンボジア労働職業訓練省の局長クラスなのだろう。よく見ると、日本から来た厚生労働省の若い役人もひな壇...
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桐生の左官、海を越える 野村裕司さん
第2回 コーナー定規

これから国力を充実させようというカンボジアは、国力の基盤である国内産業を支える力を求めていた。若い技術者を育てねばならない。様々な技術移転を先進国に依頼して国造りに取り組んでいた。左官職の技術もその1つである。国が豊かになればビルや家屋、マ...
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桐生の左官、海を越える 野村裕司さん
第1回 プノンペン

カンボジアの首都プノンペンの国際空港に降り立った1人の日本人を、東南アジア特有の「冬」が迎えた。気温は30℃を越えているだろう。日本では「真夏日」である。だが、空気が乾燥しているのか、風が肌に心地よい。いまカンボジアは1年で一番過ごしやすい...
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桐生を誇りたい! アマチュア史家・森村秀生さん
第18回 桐生は聖なる町である

前回まで、森村さんが発掘してきた桐生誕生の姿を綴ってきた。ジグソーパズルに例えれば、何となく全体の姿は浮かび上がってきた。20年にわたる研究の成果である。だが、まだ見つからないピースがある。・桐生新町にお稲荷さんで描かれた斜めの線はいったい...
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桐生を誇りたい! アマチュア史家・森村秀生さん
第17回 鹿沼、空白の4日間

覚成寺はいまでもみどり市大間々町の中心街を外れた山地にある。覚成寺を訪れた森村さんは、もう一つの看板に気が付いた。「覚成寺の歴史」とあり、その中に「古い時代、この覚成寺は現在地より西北の山中深くにあったが、明治四十五年(一九一二)現在地に移...