桐生の職人さん

ワザ

「桐生の職人さん」中断のお知らせ(下)

話は変わります。桐生は極端なほど分業化が進んだ織物の町です。大企業は自社工場に染色から織りまでの一貫生産体制を築いてコストダウンを図ります。桐生にもかつて、一貫生産の大企業を作ろうという試みはありました。結局うまく行かず、近代化の波に乗るこ...
モノ

「桐生の職人さん」中断のお知らせ(上)

前回の周敏織物で、長く続けてきた「桐生の職人さん」の連載を中断します。前回までで32社・人の桐生の「技」をご紹介してきました。八方手を尽くして取材したつもりですが、これが桐生の「技」のすべてかといわれると心許ないところがあります。私の目が届...
ワザ

金襴を現代に
周敏織物の3

【DNA】周敏織物の周東拓哉専務は初対面の時、薄いブルーのシャツを着て現れた。筆者だってブルーのシャツぐらい持っている。しかし、私のシャツとどこか違う。よくよく見ると、ボタンだった。普通使われる白っぽいボタンではなく、ブルーグレーである。そ...
ワザ

金襴を現代に
周敏織物の2

【佐賀錦】佐賀の特産に「佐賀錦」という織物がある。特殊な和紙に金銀の箔を貼り、上下をそれぞれ3㎝ほど残して細かな切れ目を入れて糸のようにする。その間に「あばり」といわれる道具を使って色とりどりの緯糸(シルク)を通して織り上げる。材料が高価な...
ワザ

金襴を現代に
周敏織物の1

【金襴(きんらん)】「金襴緞子(きんらんどんす)の帯締めながら、花嫁御料はなぜ泣くのだろう~」と歌う唱歌「花嫁人形」はある程度の年代以上の方の記憶にこびり付いているに違いない。「金襴」は金糸を使って模様を織りだした布地、「緞子」とは厚地の絹...