桐生の職人さん

ワザ

金棒と楯を持った鬼
周東紋切所の3

できたソフトウエアは桐生だけでなく、全国の織物産地に歓迎された。開発チームは手分けして全国を飛び回った。パソコンに不慣れな紋切職人さんたちにこのソフトを使いこなしてもらうには、少なくとも2週間程度の講習が必要だったからだ。周東さんは、期せず...
ワザ

金棒と楯を持った鬼
周東紋切所の2

【顕微鏡】頼まれた仕事は絶対に断らない。言葉にすれば極めて単純なことである。だが、何事でも決めたことを守り抜くには大変な努力がいる。「これ、○月△日までに収めなきゃならないんだ。納期が近いんだけど、紋紙、よろしく」機屋さんは時折そんな注文の...
ワザ

金棒と楯を持った鬼
周東紋切所の1

【紋紙】織機は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交差させて布に織り上げる。無地の布なら経・緯に同じ色を使い、一部の経糸を引き上げて出来た隙間に緯糸を通し、櫛の歯状の筬(おさ)で緯糸の密度を整える。生地に色柄を入れるには、経糸、緯糸に違った...
ワザ

「117クーペ」
大塚パンチングの3

【学ぶ】近藤さんがドイツに向けて旅立ったのは39歳の時だった。行く先はパフ(PFAFF)社。特殊ミシンの代表的メーカーである。その頃、大塚パンチングが受ける仕事はほとんど欧州がらみだった。向こうのデザイナーが日本の刺繍屋さんを介して仕事を頼...
ワザ

「117クーペ」
大塚パンチングの2

【横振りに迫りたい】布に模様を入れるには3つの手法がある。ジャカード織りで模様を入れるか、生地にプリントするか、それとも刺繍を施すか、である。それぞれに優劣があるわけではない。目的別に使い分ければいい。しかし、刺繍にはほかの2つの手法にない...