桐生の職人さん

ワザ

3種の経糸
桐生絹織の2

【留学】牛膓さんは老舗機屋・桐生絹織の長男である。ある人が「あれはジャズのリズムですよ」と表現した機音に囲まれて育った。だから、周りは皆「いずれは4代目になる」と期待していたはずだ。ところが本人は全くその気がなかった。大学附属の進学校に通い...
ワザ

3種の経糸
桐生絹織の1

【織物の組織】織物には3つの基本パターンがある。基本中の基本になるのが「平織り」だ。経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が1本ずつ交互に交差する。最も密な織り方で、丈夫で腰がある布になる。「綾(あや)織り」は経糸が2本、あるいは3本の緯糸をま...
ワザ

灯台下暗し 鍋谷建具店の3

【接着剤】大澤さんを説得することはできた。仕事は繋がった。だが、会社に戻った鍋谷さんは、自分が新たな課題を抱え込んだことを知る。柔らかいニャトウでも接着に苦労したのだ。檜はニャトウに比べれば固い。うまく接着できるか?「木工ボンドで駄目なら、...
ワザ

灯台下暗し 鍋谷建具店の2

【出会い】キューピッド役をしてくれたのは、知り合いの建設業者だった。ギャラリーを尋ねてきた彼女と雑談しながら、刺繍枠を作ってくれる人がいなくて、このままでは刺繍を続けていけなくなるかも知れないと、つい弱音を漏らした。すると、「桐生市内で、う...
ワザ

灯台下暗し 鍋谷建具の1

【刺繍枠】刺繍をする布にピンとした張りをもたせ、刺繍しやすくするための道具。木や竹、プラスチックでできたリングが二重になっている。その間に布をはさんで外側のリングを締め付け、固定する。安い物は1000円内外から市販されている。一針一針手で縫...