ワザ

ワザ

「星」にかける
高橋デザインルームの2

【手織色留袖】その注文が、高橋デザインルームの高橋宏さんに舞い込んだのは1980年前後だったと記憶する。「何でも、屏風の絵を留袖にするんだそうだ。あんた、星紙(意匠紙)をやってくれんかね」話を持ち込んだのは意匠屋仲間である。反物(和服の生地...
ワザ

「星」にかける
高橋デザインルームの1

【意匠】広辞苑第三版は、「意匠」を・工夫をめぐらすこと。趣向。工夫。・美術・工芸・工業品などの形・模様・色またはその構成について、工夫をこらすこと。また、その装飾的考案。デザイン。と説明している。しかし、広辞苑編纂者の調査は繊維の世界までは...
ワザ

一徹
喜多織物工場の2

【古い】喜多織物工場には8台の織機がある。最新型の高速織機は1台もない。導入する金が惜しいのではない。高速織機なら生産性が数倍に跳ね上がることも知っている。ところが。「この、古い織機じゃなきゃあ織れないんだよ、私の紗織り、絽織りは」どんなも...
ワザ

一徹
喜多織物工場の1

【紗織り】「紗(しゃ)」という字は、「糸」偏に「少」と書く。経糸(たていと)、緯糸(よこいと)を1本ずつ交差させる平織りに比べて、緯糸の数が半分で済む織り方だからこの字があてられた。糸数が少ないため軽い。また生地に隙間が多いので透けて見え、...
ワザ

3種の経糸
桐生絹織の3

【3種の経糸】千差万別の織り見本の注文がやってくる牛膓さんに、こんな質問をしてみた。——一番難しかった織物を教えて下さい。「うーん、できるまではいろいろと試行錯誤するけど、できちゃったらみんな同じように感じてしまうんで、どれが難しかったと言...